めぐみ幼稚園からのお便りやお勉強会、園長先生からの一言日記などもりだくさんの内容でお届けしていきます。
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Author:めぐみ幼稚園
山口県下関市の由緒ある幼稚園「めぐみ幼稚園」では、恵まれた環境の中で子供たちの個を大切にした保育を行っています。お気軽に保育見学へお越しください。

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十月になろうかというのに、いまだ日中は三十℃を越える暑さの日があり、ノースリーブの洋服が片付けられずに、ハンガーにかかったままです。いつになったら夏は終わるのかしら・・・?とつぶやきながらも、幾分涼しさを感じはじめた九月中旬の夜、エアコンを切り、窓を少し開けて寝床に就くと、涼やかな虫の鳴き声が心を静めてくれました。秋はもう来てたんだぁ・・・と感心して翌日、園庭のあちこちをそのつもりで見てみると、ざくろの実、柿ノ実、そしてひめ林檎の実も熟れ始め、食べ頃を迎えようとしているではありませんか。トトロの道の栗の実に至っては、既に遅し!と言わんばかりに、イガだけになった残骸が足元に落ちていました。子ども達とよく遊んでくれたダンゴ虫は、いつの間にか鳴りを潜め、選手交代したバッタやコオロギが、土手のあちこちで子ども達に追われて跳び回っています。異常気象も何のその、自分の出番を間違わない動植物の世界は何と律儀なんでしょう。その力強さと確かさには脱帽です。
さて、子どもの内側にも、自然界の動植物に見られる様な、『今だ!』という時期があります。ある事柄について敏感に反応し、そこから自分にとって必要な事を、無条件に吸収して自分を成長させていく『敏感期』と言われるものです。
九月の愛組勉強会で、『最近、子どもさんにどんな変化が見られますか?』と、お母さん達に尋ねてみました。年中児のこの時期は、いろいろな面で変化が見て取りやすく、しかも明るく楽しい時期なので、微笑ましい話がたくさん飛び交い、互いにその成長を喜び合うことができましたが、その中で共通していたのは、言語の成長でした。語彙が増え、言葉の意味も豊かになり、筋道立てて考え、体験した事や感じたことなどを文章できちんと表現できるようになった様子を窺い知りました。子ども達は言語の成長を糧にして、様々な事に拡がりを見せ、獲得したものを心と体の中に言葉で整理できるようになってきたのです。その時期を共にしている仲間同士が刺激しあって、更にその成長を促している姿が、園でも見かけられます。この生き生きとした子ども達の成長に気付き、それに感動し目を細めるお母さん達を見ながら、これまでの様々な『敏感期』を、子どもと共に大切に過ごしてきたんだなぁ・・・と、とても素敵だと思いました。子どもをしっかり観察し、訪れた敏感期を感じ取り、その時期を邪魔することなく共に楽しみながら過ごしてくれる大人と出会うことのできる子どもは、何と幸せなことでしょうか。
お彼岸の二日前、幼稚園の土手のいつもの所に、彼岸花が真っ赤な花を見事に開いて見せてくれました。いつ芽を出したのか、私は気づきもしませんでしたが、ついこのあいだ土手の草刈をしてくださった庭師さん達は、この芽を目ざとく見つけ、きれいに咲けよと、刃を当てないように心を使ってくださったのではないかと、愛組の成長に重ねて思いを馳せました。                  園長 木村厚美                 

テーマ:幼児教育 - ジャンル:学校・教育

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