めぐみ幼稚園からのお便りやお勉強会、園長先生からの一言日記などもりだくさんの内容でお届けしていきます。
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Author:めぐみ幼稚園
山口県下関市の由緒ある幼稚園「めぐみ幼稚園」では、恵まれた環境の中で子供たちの個を大切にした保育を行っています。お気軽に保育見学へお越しください。

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 光組さんの登園日数があと11日となった2月23日金曜日、光組さん最後の聖話の時間を持ちました。
今日が最後だと知らされていたからか、いつになく子ども達は神妙な顔で正座をし、背筋をピンと伸ばして私が来るのを待っていました。子ども達の前に立った瞬間、全ての子どもと一対一で向かい合っているかのような錯覚が起こりました。初めての経験です。
部屋中に広がって座っている子ども達ひとり一人を、個別に瞬間認識する能力など持ち合わせておりませんから、多分それは、子ども達の私に対する信頼感を、その鋭い眼差しを通して感じたのだと思います。私とて、今日が最後と思えばこその準備をしてそこに立っていましたが、子ども達のその強烈な波動光線を受けて、私のやる気の塊は、子ども達の前にひとたまりもなく砕け散ってしまいそうでした。
 さてその日は3年間のまとめ。私には一つ、どうしても子ども達に確かめておかねばならない事がありました。それは『自分のことが好きですか?』ということです。『自分の賜物を使って、人々と手を携えて平和を作り出す者となる』ということを、聖話では勿論のこと、お仕事やクラス活動を通し、そして行事を通して、3年間繰り返し、繰り返し伝えてきましたが、この目指すところの大前提、土台は 『自分のことを認め、愛する』 という事だと思うのです。
隣人を愛する生き方は 『決して自分を否定しない』『自分の価値を正しく知り、大切にする』という事の上にしか成り立たないのです。できないこともある、情けないところもある、ずるさもある、そんな自分もしっかり認めて、しかし神様から頂いたこの生命の中には、誰とも比べてはならない、絶対的な価値があるのだという事を知っていて欲しいと思います。
『・・・目を閉じて・・・。自分のことが好きですか?』
この問いに全員の手が挙がりました。ずっと気にかかっていた数人の子どもの手も、天に向けて真直ぐに挙がっていました。このことこそ、めぐみを巣立っていく子ども達に持たせてやりたいと、願ってきた事です。手を挙げた事の意味を、果たして子ども達が、どの程度理解しているかは確かではありませんが、今理解できていることだけで十分だと思っています。そして長い人生の間には、今挙げた手が曲がってしまう事もあるでしょう。全く挙げられなくなる事もあるかもしれません。そんな時また目を閉じて、めぐみで過ごした日々を思い出して欲しいと願って止みません。そして、必ずやまた天に向けてスッと手を挙げる事ができる日が来る事を確信して、祈り続けています。      園 長   木 村 厚 美

テーマ:幼児教育 - ジャンル:学校・教育

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