めぐみ幼稚園からのお便りやお勉強会、園長先生からの一言日記などもりだくさんの内容でお届けしていきます。
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山口県下関市の由緒ある幼稚園「めぐみ幼稚園」では、恵まれた環境の中で子供たちの個を大切にした保育を行っています。お気軽に保育見学へお越しください。

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日本の伝統行事や習慣の中には、面倒臭かったり、さほど必要を感じないものも幾つかありますが、年賀状の習慣は良いもんだなぁ、と思っています。つい数日前まで一緒に過ごしていた親しい友人からの年賀状でも、改まった新鮮なご挨拶を頂いたという感動があるのですから、近くに住んでいるのに会えずにいる友人や、今度はいつ会えるかしらという遠隔地に住む知人からのものは尚更、短い挨拶文であっても消息を知るだけで嬉しいものです。ただでさえ忙しい年末の年賀状作業は本当に苦痛に思うのですが、ぶつぶつと呟きながらもやめられないのは、この喜びを知っているからでしょう。
今年も各方面の方々から、ご丁寧な、そして楽しい年賀状をたくさん頂きましたが、その中でも特に私を力付けてくれたのは、ある中学生からの手描きの絵手紙風のものでした。葉書一面に大きな虹が架かっていて、その中に女の子が虹の方を見ている様子が描かれています。そしてその横に可愛い字で、『先生お元気ですか?私は光を背中に受けて、虹を見ています。』と書いてありました。この子には、小学生の頃いじめに遭い、しばらく学校に行けないという不幸な体験がありました。当時関わりを持っていたものですから、よく話をする機会はあったのですが、話しても話してもなかなか解決に辿り着けないもどかしさをお互いに感じていた時に、あるきっかけを得て虹の話をしたことがあったのです。
「虹はね、雨上がりに見えるでしょ。雨が降り止んで…太陽を隠していた雲がどこかに行って…太陽が顔を出して…目には見えない雨の粒が空に吸い上げられる時に太陽の光を受けて七色に光って見えるんだよ。虹を見たかったらね、太陽の光を背中に受けてその光が射している方を見てごらん、きっと見えるよ。虹は『希望のしるし』なんだよ。『太陽の光』を『神様』って考えてごらん。希望は神様の光が指している方向を見た時に見えるんだね。」・・・・
もはや慰める言葉も無くなっていた私は、自分に言い聴かせるように話したことをよく覚えています。この苦し紛れに搾り出した話が、彼女の問題を解決しただろうなどとは思っていませんが、何かを乗り越えて次の一歩を踏み出そうとした時、思い出してくれた事に感謝と喜びを感じました。
おとなの私は、この光の指し示す所に、我が意に叶うものが有るとは限らない事も、時として希望とは到底思えないものを指し示される事があるのも知っています。しかしそうであっても、光によって照らし出されたものは、希望につながる何かが始まる宝であるのだと信じて、どんな時も光の指し示す方向に目を向けて歩んで欲しいと、彼女の為に祈りを捧げました。
さて三学期。光組さんが巣立ち行く時がカウントダウンに入ります。
この虹の話を思いながら、『二十四の魂』がいつも神様の示されるところを見分け、そこで示された事から目を背けず、真っ直ぐ希望へと進んでいけるように、これからの日々を全力で関わってまいりたいと思っています。 
本年も宜しくお願い申し上げます。 園長  木村 厚美 

テーマ:幼児教育 - ジャンル:学校・教育

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